蒸し暑い夏でした。途中、梅雨のような雨も続いた少し変な夏でもありました。この間、社会では、いろいろな交通事故や水の事故、特に埼玉の保育園でのプール事故なども起こりました。我々生き残った者たちは、そこから教訓を汲みあげなければならないでしょう。
 今月の徳目は「報恩感謝」。社会や自然の恩に感謝しよう、という意味です。人は一人では生きていけません。色々な要素が自分の身に働いてくれていて、生存しているのです。
 おかげさまで、当園では、子どもたちがまた集まってきて、楽しそうに遊んでいます。
 乳児たちは、はいはいしていた子が走り、喃語なんごだった子がしゃべるようになっています。幼児たちは、盆踊りのふりも、様になってきました。親子で楽しむ運動会も近づいています。
 今月、敬老のつどいでは、お客さんがたがこのお年まで生きてこられた有難さを示してくださることでしょう。また、お彼岸は、ご先祖に我々が存在していることを感謝する日です。
 人はみな、母親の一つの細胞と父親の一つの細胞が合体して、その後、細胞分裂して、今、成り立っています。つまり、我々の体というのは、先祖から受け継いできたものなのです。
 保護者の皆さん、この夏も、仕事に子育てにご苦労さまでした。「報恩感謝」の「報」は、左の「幸」が手かせを表し、右には「服従」の「服」と同じものがあります。そう、職業と子どもを持つことができた人に、労働と子育ては、選択の余地が無い、嬉しい悲鳴なのです。
 就職する前、懐妊する前の気持ちを思いだし、授かった現状に感謝して、また、この現状と取り組みながら、日々、過ごしていきましょう。

 (『園だより』H29=2017年9 月号より)