ご進級・ご入園、おめでとうございます。皆さまとともに新年度を迎えることができ、大変うれしく存じます。
 和光保育園は、昭和29(1954)年の4月8日「花祭り」の日に、私の祖父母である應善寺おうぜんじ先代住職=松岡義雄と、初代(先々代)園長=松岡きくの手によって生まれました。
 以来、60年以上にわたり、現・元の保護者、園児、理事、職員、行政や地域の人々、その他数多くの方々によって、ここまで育てられてまいりました。

 「和光」という名は「和光同塵わこうどうじん」(光をやわらげ、ちりと同じくす)、「自分だけ偉いと思う傲慢さ(光)をぎらつかせず、みんなと共に社会(塵)の中で生きていこう」という意味です。4月の徳目「合掌聞法」(手を合わせよう。話をよく聞こう)とも通じる謙虚さがあります。

 話を聞いてもらうには、先ず聞いてあげることです。子どもが「ねえ、見て見て!」「この前〇〇したんだよ!」と言ってきた時、大人が「本当!」「すごいねえ!」と肯定すれば、そこから、子どもは人を信頼し、人の話を聞くようになっていくのではないでしょうか。
 私は、乳幼児期がみんな仲良く、安心で、楽しく、物事に没頭でき、またほっとできる日々であってほしい、保育園をそういう場にしたい、と思っております。
 今年度もよろしくお願い申し上げます。

(『園だより』H30=2018年4 月号を基に微修正)