6月の徳目「生命尊重」(命を大切にしよう)

 先月、大津で痛ましい交通事故があって以来(令和1年5月8日)、
 「子どもは弱者だ、いたわろう」
 
という風潮が高まっているようで、それは良いことですが、見落とされがちなのは、
 「子どもたちも将来、ハンドルを握る側になる」
 
ということです。

 当園のランニング・コースでは、乳児でも逆走はしないことになっています。また、乳児も含め園児が、人形をでて寝かしつけたりしている場面もよく見かけられます。
 こういう決まりを守ったり、小さい者を可愛がったり、という心が身にしみついていけば、その子が大人になった時、緊急な事態に出会うようなことがあっても、心と体に「減速」モードが働くようになるのではないでしょうか。

 私たち大人も、今さらと思われるかもしれませんが、子どもたちとはよく会話をして、子どもを「可愛い!」と思う心を踏み固めましょう。
 私は、整髪して毛の無い部分を隠して子どもの前に行った時、「園長先生、毛が生えたね!」とある子から言われたことがあります。大人は子どもを助け、いやす存在ではありますが、大人もまた子どもから助けられたり、癒されたりすることは多いですね。
 人間は、本当にお互いにかかわって生きています。

 最後になりましたが、今月には保育園の創立記念日があります(創立:昭和29=1954年)。
 先人の方々や皆さまのおかげで当園は存続してきました。
 引き続きご支援ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

(『園だより』令和1=2019年6月号を基に微修正)