秋分の日の連休では、雨の予報が幸いにも外れ、旭通り商店会でのお祭りでは神輿も山車も濡れることなく、また應善寺のお彼岸では台風17号をかいくぐって島根からやってきた講師の女性住職(当園創立者松岡義雄の弟の孫。つまり私の「はとこ」)が到着し、ともに無事行なわれました。
保育園では、夏が終わってから早一ヶ月が経ち、子どもたちは、年度途中から入った子もそう見えないほど、みんなすっかり園生活に慣れ、楽しんだり学んだりしています。
赤ちゃんの行動を見ていると、生後2,3ヶ月くらいから盛んに「顔上げ」をします。
ついで、寝返り(および寝返りによる移動)、はいはい、つかまり立ち、伝い歩き、一人立ち、歩き、小走り(いや、「走り」ですね。「小走り」というのは大人にそう見えるだけで、おそらく本人は全力疾走です)…と大人から言われるまでもなく、自分からいろいろな運動をします。
赤ちゃんはこれらの時、例えば、はいはいでどこかに向かっているのかと思いきや、突然、止まったり反転したりします。
目的地に移動するというより、何か体を動かすこと自体を楽しんでいるようです。
私はここにスポーツの原点を見る思いがします。
当園は、今年度も国立三小様から校庭と体育館をお借りし、地域の皆さんのご理解も得て、運動会を行ないます。
保育園で大切なのは、もちろん、日常保育ですが、それと同じ線上にありながら日常とは違う娯楽性も味わえるのが、運動会です。
どうぞ、「みんなで力を合わせて楽しむ運動会」をお楽しみください。
(『園だより』令和1=2019年10月号を基に改編)