4月8日は、「花祭りお参り」でした。4月に進級した年長すみれ組と年中さくら組に、「花祭り」の紙芝居をしました。

このお参りのねらいは次の通りです。

  • ⑴お釈迦様というえらい方がいらしたことを話し、その生誕を祝う。
  • ⑵花祭りの行事を通して、お釈迦様に親しみをもつようにする。
  • ⑶お釈迦様の教えを生かして、基本的な生活習慣を身につけ、強い心、我慢する心を培う。
  • ⑷行事に参加する喜びを味わい、集団生活(仲間づくり)の喜びを感じ取る。
  • 紙芝居の内容は次のようなものです。
  • 4月8日は、佛教をひらいたお釈迦様の誕生日です。お釈迦様は、インドの国のルンビニーという花園でお生まれになりました。誕生されたお釈迦様はすぐに7歩歩いて右手を挙げて天を指し左手は地を指して、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と称えられたと伝えられたといわれています。それは、「われはこの世で立派な人になって世界中の人々を救わん。」「人は生まれながらにして何ものにも代えられない独自の尊厳性をもっているものである。」「人は生まれながらにして尊し。」と、お互いの人間性の尊重を教えられているのです。

お釈迦様が生まれた時に、天から甘い雨が降り注がれお釈迦様の体を浄めたということから、ルンビニーの花園を模った「花御堂」をこしらえ、天と地を指しておられる誕生仏をまつり、甘茶をかけて祝福する習わしが始まったといわれています。

 

「花祭り」は、仏様としてのお釈迦様のご誕生をお祝いするとともに、私たちが人間として生まれてきたことの意味を、お釈迦様の教えによって明らかにしたいという心をもつ日でもあります。(仏教保育なるほど12ケ月参照)

お参りが終わった後に、園庭の桜の木とのお別れ会をしました。約60年、子どもたちの成長を見届けてきた桜の木ですが、ここ数年強風のたびに枝が折れ、園庭に根が張り出し、危険な状態になってきました。残念ではありますが。子どもたちの安全を第一に考えこの度伐採することとしました。

文責;園長 白井 千晴

お釈迦様の誕生

園庭の桜の木