本日のお参りは、「新年のおまいり」でした。子どもたちには次のようなお話をし、その後に絵本を紙芝居ふうにした「逃げ出した福の神」を読みました。
新しい年「令和7年(2025年)」が始まりました。今年は「巳年」です。巳(み)は十二支の6番目で、蛇を表します。蛇にはちょっと気味の悪い、暗いイメージもありますが、昔から作物がよく取れたり、お金がたまったりする神様として祀られていることもあり、神様に仕える生き物として大切にされてきました。たくましい生命力があり、脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくことから、医療、治療、再生のシンボルともされています。
「12支」には、どんな動物がいるか知っていますか。「子(ね)」ねずみ「丑(うし)」「寅(とら)」「卯(う)」うさぎ「辰(たつ)」りゅう「巳(み)」へび「午(ウマ)」「未(ひつじ)」「申(さる)」「酉(とり)」「戌(いぬ)」「亥(い)」いのしし。の12匹です。
この中で不思議なことが2つあります。なんだと思いますか。一つ目は「辰(たつ)」りゅうです。他の11匹は実際にいる動物ですが、りゅうだけは想像の動物です。
もう一つは、身近にいるある動物がこの中にいないのです。何の動物だと思いますか。そうです。「ねこ」です。でも、チベットという国やタイという国では、ウサギの代わりにネコが使われているんだそうです。面白いですね。
紙芝居の内容は次の通りです。
貧乏な夫婦が自分たちの苦しみを忘れて貧乏神に同情する優しさが結果的に幸運を呼ぶという物語です。貧乏なのに、働くことが大好きで福の神さえも平然と追い払うバイタリティーをもっている夫婦でまさに働く庶民の心意気を語る昔話です。 文責;園長 白井千晴
逃げ出した福の神 |
お参りの様子 |