今月の徳目は「持戒和合」(きまりを守り、集団生活を楽しもう)です。

園生活を円滑に進めるためにはきまりや約束が必要になってきます。このことはたんに園生活だけでなく一般社会においても同じことでしょう。一定の決まりや約束に基づいて生活することによって、園生活や社会の秩序が保たれます。お釈迦様がインドにおいて法を説かれていた時代にも同様であったようです。次の5つの約束は当時の守るべき戒律を子ども向けに直したものです。

  • ・生き物はかわいがろう。
  • ・人の物は盗まないようにしよう
  • ・友達とは仲よくしよう
  • ・うそを言わないようにしよう
  • ・食べすぎに気をつけよう

園では、年少児やまだ園生活に慣れていない新入園児には、基本的な生活習慣や遊具の正しい遊び方などを教えています。集団の遊びの中に「きまり」があることを伝えています。

年中や年中児には、仲よく遊ぶために、交代や順番などの決まりを守る大切さを教えています。また、遊びには「ルール」がある方がみんなで楽しく遊べるということに気付けるようにしています。

各ご家庭の中にもきまりやルールがあると思います。それらを一度ご家族皆さんで確認してみてはどうでしょうか。「ルール」は守るものだということを小さいときからしっかりと学ばせたいものですね。(仏教なるほど12ケ月参照)

 

こいのぼりの下、園庭で元気に遊ぶ子どもたち

 

60年以上ににわたり子どもたちを見守り続けた桜の木はその役目を終わりました。

文責;園長 白井 千晴