今月の徳目は「同事協力」(お互いに助け合おう)です。
他人と一つのことに取り組んで苦楽を共にすることは、安心や信頼関係を育む基礎となります。またみんなで協力することによって、一人ではできないような大きなことを成し遂げることもできるでしょう。助け合うことが大きな力になることを様々な活動を通して子どもたちに学ばせていきます。
私たちは自分ひとりで生きているように考えがちですが、よく考えてみると、自分一人では一日なりとも生きてはいけません。食べ物も切るものも生活するすべてのことが誰かの手によって支えられ、お互いに協力して世の中が成り立っています。一人ひとりの役割があり、それがうまく協力して初めて世の中が回っていくのです。
自転車に例えると、ハンドルにはハンドルの役割があり、サドルにはサドルの役割があります。タイヤやチェーン、スポークなど足回りの部品も自転車を動かすのに必要不可欠なものばかりです。ハンドルにはハンドルの役割があり、サドルの代わりにはなりません。またこれらの部品の一つでも欠ければ自転車は動きません。それぞれが自分の役割を理解し、他と協力することで世の中のためになり、その恩恵も自分に帰ってくるのではないでしょうか。
今月は、日頃見逃がしている周りの力に感謝し、自分の役割を果たす月にしたいものです。 文責;園長 白井 千晴
運動会で協力して玉入れをしている様子 |
綱引きもみんなで協力して頑張ります |