今月の徳目は「和顔愛語」(明るい笑顔と優しい言葉で人に接しよう)です。
和顔愛語とは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が真実の経典として大切にされた「浄土三部経」にある『無量寿経』というお経の中にある言葉で、「和顔」とは和やかな顔、笑顔で「愛語」とは優しい言葉という意味です。つまり「和顔愛語」とは、にこやかな笑顔と優しい言葉で人に接することを意味しています。
私たちは生きていく上で多くの人と接しますが、人と接する中で自分のことばかり考えて行動すると相手に反感や怒りを生んでしまう場合があります。常に相手のことを考え和やかな笑顔と優しい言葉で接すれば、相手のこころも穏やかにすることができるでしょう。
慌ただしい日々の生活の中で私たちは知らず知らずのうちに自分本位の考えや行動になってしまうことがあります。忙しいときにこそ、周りを見つめ、自分の言動を振り返り「和顔愛語」の行動がとれているか確認できるといいですね。
お互いに相手のことを思いやり、和顔愛語の気持ちで接していきたいものです。大人が穏やかに生活できれば子どもたちも穏やかに生活できます。
文責;園長 白井 千晴
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