今月の徳目は「智慧希望」(賢さをもって、希望に満ちた未来を開こう)です。

 学年末を迎え、園児も保育士も何かと慌ただしい毎日が展開されているところです。また、来月の進級や入学という新しい環境に対しての期待や不安も感じる時期でもあります。それぞれの一年の成長を喜び、これからの未来に夢や希望をもち、楽しい学年末になるようにしていきます。

 園では、遊びを中心とした保育が展開されますが、小学校から先は知識を中心とした教科学習が展開されていきます。

「知識」は自分の外側にあるものを学習して積み上げていくものなので、学べば学ぶほど積み重ねられていきます。しかし、知識だけ豊かになるだけでよいのでしょうか。知識だけ豊かになっても人間性を向上させることはできません。「知識」に加えて「智慧」を磨くことも大切です。「智慧」は自分の外側にあるものを学んで自分のものにするのではなく、自分が中心であり、自分を磨くことで身についていくものです。

卒園する子どもたちが、「知識」と「智慧」の両方を磨いて立派な大人に成長することを願っています。 (仏教保育なるほど12ケ月 一部参照)

           文責;園長 白井 千晴

卒園式会場の様子