皆様のご理解と職員たちの尽力により、当和光保育園は、「中学生職場体験」に功労ある事業所の一つとして、東京都より、表彰されました(2019年1月18日)。
都庁での式典では、都の青少年治安対策本部長が、
「青年たちがニートや引きこもりにならないよう、本事業は始まった」
と説明されていました。
まこと、子どもたちには、悔いの無い人生を送らせたいものです。
今月には、涅槃会(2月15日。お釋迦さまの命日)があります。
お釋迦さまは、
「この世は美しい。甘美な人生だった」
との言葉を遺されたそうです。
先月、著名な親鸞さま研究家⁼梅原猛氏が、93歳で往生なさいました(1月12日)。
氏の遺作となった、
『親鸞「四つの謎」を解く』(新潮社)
の「はじめに」を開くと、
「私が今日まで生き長らえることができたのは、神仏が私に、あるいは国家のためにあるいは人類のために何かをやらせたいためではないかと思っている」
との言葉が目と心に飛びこんできます。
今は、ちょうど受験のシーズンですが、大学や専門学校に入るための最大の「受験勉強」は、小学校のうちから日ごろの授業をきちんと受けることです。
受験だけではありません。乳幼児の着脱、排泄、食事、睡眠、遊びのルール等々、小さな一つ一つのことは、彼らのこれからの生き方に関わってきます。人生の入口たる保育園では年度の締めくくりの時季を迎えます。よく考え、落ち着いた暮らしをしましょう。
梅原猛『親鸞「四つの謎」を解く』新潮社の公式サイト、目次付き
(『園だより』平成31=2019年2月号を基に微修正)